ドローン空撮依頼のコツ3つ

ドローンで空撮したい!だけどどこに依頼すればいいの?
そんな方のために、ドローン空撮業者を選ぶ際のコツを3つまとめてみました。
なにを撮るのか What?
動画 Video
風景 Landscape
飛行船のようなゆったりとしたカメラワークであれば誰が撮影しても大差ありません。機体のカメラの性能で選びましょう。4K 60fps、3軸ジンバル以上なら満足できるはず。
まてまて。「4K 60fps、3軸ジンバル」って何さ。
4Kとは「めっちゃ画像が綺麗」ということです。細かく言うと画素数(ドット数)が3840 × 2160で、フルハイビジョンの約4倍の画総数です。8Kって言葉も聞こえてきてますが、まだしばらくは4Kが日常の最高画質でしょう。
60fpsとは「数字が大きいほど滑らかな映像」ということです。30fpsは1秒間に30枚、60fps1秒間に60枚の画でパラパラ漫画を作ってるようなものです。ほら、数が多いほど滑らかでしょう。見比べると一目瞭然ですが、同じ画素数でも30fpsだとちょっとカクカク、60fpsだとヌルヌルした印象です。
ジンバルとは「手振れ防止機能」です。蕎麦屋の出前バイクの荷台がバイクがどんなに揺れても蕎麦が安定した位置に保たれているように、機体がどんなに傾いてもカメラをブレさせずに保つ機能です。つまり3軸ジンバルだとパン(水平・左右)、ティルト(垂直・上下)、ロール(回転)でとっても安定したブレなくて滑らかな映像が撮れますよ。
被写体が動く Moving subject
被写体の動くスピードと、引きか寄りかで変わります。サーフィンやバイク競技などスポーツモードで追跡が必要であれば機体の最大速度とパイロットの経験と技術が必要ですが、引きで捉えられるものや寄りでも人が走ってついていける程度のスピードであれば機体のカメラ性能で選ぶと良いでしょう。
いずれにせよ「滑らかな映像」が希望なら60fpsは必須でしょう。
被写体の位置固定 Subject not moving
静的にゆったりとしたカメラワークであれば風景と同じく誰が撮影しても大差ありません。躍動感をつけたとしても機体の性能が良ければ誰が撮影してもカメラワークのセンスの差程度です。
4Kならゆったりとしたカメラワークであれば30fpsでも満足いくかもしれませんが、その場合は60fpsと見比べてはいけません。躍動感のある映像は60fpsの方がいいかなと思いますが、カットのイメージ次第では機体の最高速度にも注目したいところ。
写真 Photo
ビデオカメラで写真を撮るようなものなので、自然光の撮影であれば機体のカメラの性能や画素数で選びましょう。ズームのできる機体もあります。4K動画から切り出すことも検討しましょう。
どこで撮るのか Where?
屋内 Indoor
屋内での撮影は障害物の有無や広さ、撮影ルートにより機体のサイズが限られてきます。ドローンレースやマイクロドローン、目視外飛行に慣れたパイロットに依頼するといいでしょう。
現場の状況によりATTIモードという安全のための機能を切る必要があります。特に障害物センサーが切れることでぶつかるリスクを負います。そのため、ぶつかっても痛くなくて壊れにくいマイクロドローンや経験豊富なパイロットを選ぶ必要があります。
屋外 Outdoor
天候や風、地形により機体が変わりますが、DJI社のPhantomやInspireなら心配ないでしょう。
ただし、あまりにも風が強いとどんなにジンバルの性能が良くても、どんなにホバリングの位置を安定させる性能が優れていても機体が風に煽られて、流されたり傾いたりして安定した画が撮影できない可能性があります。
なぜ撮るのか Why?
記録 Record
記念撮影や全体像の記録など、引きや俯瞰した撮影ならば誰が撮影しても大差ありません。機体のカメラ性能で選びましょう。4K 60fps、3軸ジンバル以上なら満足できるはず。
PV、映画 PV, movie
日中、屋外で被写体の位置が固定されていたり、走ってついて行ける程度の動きであれば誰が撮影しても大差ありません。夜間、屋内、激しく動く被写体を躍動感たっぷりに撮影したいのであれば、経験と技術がしっかりしたパイロットに依頼しましょう。
調査 Survey
調査の種類にもよりますが、赤外線モニターなど特殊な機材が必要であれば専門業者に依頼しましょう。
まとめ Summary
つまり、ドローン空撮といえど地上カメラマンと同じく、特別に技術が必要な撮影でなければパイロットの撮影のセンスとお客様との相性です。よくある構図の空撮は機体の性能が同じなら大差ありません。
誰が撮影しても大差ないもの Easy
風景/被写体の位置固定/被写体がついて行ける程度に動く/記録
技術が必要なもの Difficult
屋内/目視外飛行/夜間飛行/被写体が激しく動く/躍動感のあるカメラワーク/調査
いかがでしたか。少しでもドローン業者を選ぶ際の参考になれば幸いです。
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